[築古マンションの修繕計画]修繕積立金と長期修繕計画(機械式駐車場編)


マンションの修繕計画は、長期的な視野で修繕計画を立てる事が必要です。
築古マンションの修繕積立金と大規模修繕計画内容について
27世帯のマンションに住んでいる方から修繕積立金と大規模修繕計画内容について相談を受けました。
このマンションは最初の大規模修繕を14期に終えました。
15期に入ったところで、マンション管理会社から築28-30年で2回目の大規模修繕を行うために修繕積立金の値上げを提案されました。
その値上げは約3倍と高額で、セカンドオピニオンとしての相談でした。
総会資料や長期修繕計画からわかったことは・・・
総会資料と長期修繕計画を拝見した所、修繕積立金が元々低めに設定されていることが分かりました。
これはマンションを新築販売する際にマンション販売会社がランニングコストを安く見せるために、比較的安く修繕積立金を設定するためにありがちなケースです。
このマンション管理会社は新築分譲から担当していたので、マンション管理会社に現在の修繕積立金の算出方法を聞いた所、最初の大規模修繕を実施するのに必要な金額から算定したとの回答が有ったようです。
築古マンションに機械式駐車場がある場合の修繕積立金について
このマンションの大きな特徴として機械式駐車場がありました。
全27世帯が1台の駐車場スペースをもっており、月額の駐車場代は無料でした。
長期修繕計画書には築30年で機械式駐車場の交換が記載されており、築30年で機械式駐車場を交換とそれまでのメンテナンス費用が合計で約4,100万円となっておりました。
これは計算すると各世帯当たり月額約4,200円の負担になります。
これまでの14年間無料でしたので、築30年で交換を実現するには、月額約8,400円の修繕積立金の値上げは必須になってくる計算になります。
まとめ

今回のケースでは、ある意味早めに修繕積立金が将来足らなくなることが分かったので、段階的に修繕積立金を値上げする選択肢も取れるようです。
是非、お住いのマンションに長期修繕計画があるかご確認頂き、無い場合は直ぐに長期修繕計画を作成し、修繕積立金が十分かご確認されることをおススメします。
そうする事で区分所有者の方々からの賛同も得やすくなりますし、必要な修繕を適正なタイミングで行う事ができます。
ちなみにこのマンション管理会社の場合、長期修繕計画書策定と資金計画案作成費用の合計は約14万円でした。